ヘアドネーションの長さ・条件・方法・切り方・解説までを美容師がわかりやすくします【実モデル写真付】

 

こんにちは、岸(@bwave_kishi)です。

みなさまヘアドネーションという活動をご存知ですか?

先日のお客様が、バッサリと30㎝ほどカットをするというオーダーを頂いたので、「ヘアドネーションをしませんか?」とご提案をして、同意してさせていただくことになりました。

最近では、メディアやSNSのおかげで、だんだんと認知度が上がってきていますが、まだまだ知らない方も多いのがこのエントリー書くキッカケになりました。

これまで様々なヘアドネーションのヘアカットを担当させていただいた経験を活かし、ヘアドネーションや、調べただけではわからないことも解説させていただきたいと思います。

一人でも多くの方がヘアドネーションへの理解や興味を持っていただいて、参加してくださるかたが増えるように、今回は、ヘアドネーションの長さ・条件・方法・切り方・解説までしていきます。

ヘアドネーションって知っていますか?

ヘアドネーション

  • ヘア→髪
  • ドネーション→寄付

通常のヘアカットでは、美容室でカットしカットした後の髪は産業廃棄物として処理されます。しかし小児がんや無毛症などの病気を抱える子どもたちや、事故などで髪の毛を失ってしまった子どもたちは、 医療用のウィッグが必要になります。

しかし、子ども用のかつらやウィッグなどは、サイズやデザインもバリエーションが少なく、帽子を被ったりして隠す手段しかないのです、さらに人工毛のウィッグよりも、人毛でのウィッグが高級で、 人毛でつくるフルウィッグはとても高価となり、医療用ウィッグを求めている子どもたち、すべてが手にするのは難しいのです。

髪で繋がる社会貢献活動と医療用ウィッグの認知が目的

ヘアドネーションとはプロジェクトにはウィッグを必要とする子供たちと誰かの為に役立ちたい人を「ヘアドネーション(髪の寄付)」によって繋げたい。

そして『髪』を寄付した一人一人のアクションが次の人へと『繋がり』活動の輪が広がって欲しいという願いが込められています。また2人に1人がガンになるという時代に、医療用ウィッグの重要性、安心して使用できる品質のあり方を認知していただき、医療用ウィッグを必要とする人への理解と支え合う温かい社会作りを目指します。

日本では、まだあまり認知度の低い活動でしたが、 メディアや有名人のSNSによって、 少しずつですが、日本にも浸透してきました。

ウィッグは高級品という現実

人毛のフルウィッグは高級品となるために、ショートウィッグでも5万円以上しますが、フルオーダーだと10~50万もするとのことらしいです。また大人用のウィッグは市販品のバリエーションも多いのですが、子供には大きすぎます。大人用のかつらを無理に使って、ずれないようにテープなどで留めると皮膚がかぶれることもあります。

なにより、多感な時期に体に合わない装具を付けるのは心身共に負担が大きくなります。しかしオーダーウィッグは高い。そのため世界的に見てもヘアドネーション団体は小児用医療かつらのが中心という印象です。

小児がんや無毛症、事故などで髪の毛を失ってしまった子ども達は、 医療用のウィッグが必要になります。子ども用のかつらやウィッグはサイズやデザインもあまりなく、帽子を被るなどの対処しかできない場合もあります。 また、人工毛より人毛が好まれるものの、人毛のフルウィッグはとても高価で、医療用ウィッグを求めている子ども全てが手にできるものでもありません。ヘアドネーションとは、人毛100%の医療用ウィッグを無償で提供するために髪の毛を寄付する活動を指します。<span style="font-size: 1.5em;"> </span>

ヘアドネーションのメリットについて

ここまでヘアドネーションについてを説明しましたが、ヘアドネーションのメリットもたくさんあることをご存知でしょうか?

カットした髪が無駄にならない

ぼく達、美容師はカットした後の髪は産業廃棄物としてキチンと処理させていただいています。そしてロングヘアのお客さまがカットする時のたくさんの思い出がつまった髪は誰かのためになります。 髪が無駄になることがありません。 

寄付活動ができる

髪を失った子供達のために、自分の髪を使えるとなると誰かのためになります。

費用がかからない

髪の寄付なので費用が全くかかりません。 昔は日本でヘアドネーションをしようとすると、 海外の団体に直接送ることしかできなかったのですが、 2009年に国内でJHDACというヘアードネーション団体ができました。

ヘアドネーションの注意点

注意点などもいくつかご紹介させていただきます。

美容室でやってもらうこと。

賛同美容室がありますが、賛同ではなくても大体の美容室は手伝ってくれます。 いつも通っている美容室でカットしてもらいましょう。

うちも賛同ではありませんがご協力させていただいています。してくれないところなんて、今時まず無いでしょう。

注意事項

当店は「カット料金」は発生します。送付サービスは全面協力させていただいています。

31㎝以上が必要なので美容師さんに相談しながらしましょう。

髪の長さは31cmから受け付けです。 端数については30cmを保証するためと、海外でのヘアドネーション活動が12インチ(30.48cm)が多いのとのことです。

中には20㎝程度の長さでも受け付けている団体もあるので、どうしても30cm伸ばすのは難しいという人は可能な団体を探してみるといいでしょう。 

うちにもドネーションをするために伸ばしているというお客様がいらっしゃいます。どれくらいの長さが必要というのを確実にしましょう。自分だと長さがどれくらいかわかりません、31㎝って結構長いですからね。

必ず乾いていること。

髪って意外に乾かないし、表面が乾いていても中が濡れているなんてケースもよくあります。濡れていると発送の途中で、カビが生えて使えなくなるなんてこともあるので、確実な乾燥をさせましょう。そんなことになると残念すぎます。 ぼく自身、二日ほどは晴天の中、外で完全に乾燥させました。

切り口をゴムなどで束ねてまとめていること

  1. 細い毛束でまとめる場合には切り口から1㎝ほど上でまとめる
  2. 太い毛束でまとめる場合には切り口から2㎝ほど上でまとめる

髪の量にもよりますが4本〜6本ぐらいに分けてカットするのが一番理想です。さらに、ウィッグを作るときは長さなどで選別されます。友人同士で意気投合して一緒にする場合は、全員のものをまとめて束ねず、個人ごとに束を作るようにしてください。束が分かれてれば同梱でも大丈夫みたいです 。

ダメージ度合いも大切です

引っ張っても切れないぐらいの強度は必要です。 引っ張るようなぐらいで切れるぐらいダメージのある髪は規定ではダメらしいです。

自分でチェックするのは簡単ですが、わからないようなら行きつけの美容師さんに確認した方が良いです。

公式の宛先やアクセスなども記載します。

【全ての宛先】 〒531−0072 大阪府大阪市北区豊崎3−8−18 Japan Hair Donation &amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp; Charity (ジャーダック・JHDAC) 【郵便物等の発送用電話番号】 050ー3357-3860 ※送り先番号明記専用の番号となっております。 お問合せの際のは下記メールアドレス宛に ご連絡いただきますようお願い申し上げます。 【お問合せ先】 Email [email protected] ※お問い合わせいただく前に「よくあるご質問」など、 各ご案内ページをご確認いただきますよう、ご協力お願いいたします。 ※子どもたちへのウィッグの出張採寸(土・日・祝日を利用) や、 各工場への出荷・入荷なども事務局のスタッフにて行っております。 また、現在多くのお問い合わせを頂いておりますため、 返信にお時間をいただく場合がございます。 あらかじめご了承くださいませ。
【アクセス】  大阪市営地下鉄 御堂筋線「中津」駅 南口④番出口より徒歩3分 阪急「梅田」駅 茶屋町口より徒歩6分
JHDACが子どもたちに無償でプレゼントしている『One wig』は、寄付された髪の毛を使って作るフルオーダーメイドの医療用ウィッグです。ウィッグに使用できる最低の長さは31㎝以上となります。ロングヘアのウィッグを希望されるお子さまも多いため、ご寄付いただく髪の毛は長ければ長いほど大変有り難いです。 ご協力よろしくお願いいたします。

ヘアドネーションの具体的な方法

髪の長さ31㎝以上あればヘアドネーションが可能です。

  • 髪の長さ31㎝以上
  • 性別不問
  • ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正していてもOK

髪を3~5束に分けて輪ゴムで留めます。

  1. 髪を4つ〜6つに分けます
  2. 仕上がりのヘアスタイルに合わせてゴムを留めます
  3. 毛量に合わせてゴムの数を調節(毛量が少ない場合4つ〜多い場合は6つなど)

ヘアドネーション

髪をカットします

  1. ゴムを留めた上の1㎝上をカットします
  2. 左右の長さがずれないようにカットします

カットした髪を1つにまとめます

カットした髪をさらに1つに束ねます。

  • 複数人で寄付して頂く場合(他の方と一緒に束ねないようお気を付けください。)

梱包します

用意するもの
  • 1つに束ねた髪
  • 名前・住所・電話番号・メールアドレスを記載したメモ
  • 封筒

そして実際にご協力して頂いたお客様の写真について。

梱包は簡易で問題ありません、紙で包だりする必要はありません。ゴムで束ねた状態でそのまま発送用の封へ入れてください。

完了

注意事項
  • 髪が濡れている
  • ゴムでまとめていない
  • ゴムがちぎれている
  • 複数束を1つにまとめていない
  • ラップなど過剰梱包されている

実際にヘアドネーションをしていただいたお客さま

たくさんのお客さまがヘアドネーションにご協力してくれているので一部ご紹介します。

1人目

ヘアドネーション

とても長いです。ありがとうございます。

しっかりゴムでまとめます。この時点ではヘアスタイルの相談も終わっているので安心してカットしていきます。

ヘアドネーション

自分でする時は、そのあとのヘアスタイルの不安もあるので、必ず美容室でカットすることをおすすめします。

30㎝に加えて、かなりの毛量です。

ヘアドネーション

その後、ボブヘアにカット。髪は日光干しで完全乾燥します。

ヘアドネーション

きちんとまとめます。

2人目

ヘアドネーション

5つほどまとめてヘアカットします。今回のお客さまはヘアドネーションのために伸ばしていました。お客さま共に、この時を楽しみにしていました。

ヘアドネーション

サクッとカットしていきます。

ヘアドネーション

ヘアドネーション

ヘアドネーション

この後にキチンとヘアスタイルをつくっていきます。

ヘアドネーション

ご協力ありがとうございます。

その時の動画も、よければ見てください。カット中や仕上がりの動画もあります。

 

 

 

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか? ヘアドネーションについてまとめてみました、

もっともっと拡散してほしい活動

このヘアドネーションという活動は、まだまだ認知度は低いものとなっています。それこそ若い方なんかは知らないということもよくあります、しかし美容師にとってはとても素晴らしいと感じる活動です。

なぜなら、ぼくたちは髪の大切をよく知っているからです。

ヘアスタイルが変わるだけで、見える世界も変わります、気持ちが変わります。今まで踏み出せなかった一歩が踏み出せるようになります、髪にはそれほどの大きな力が宿っています。

髪を切る時はヘアドネーションを検討してみてください。

人毛ウィッグを必要している子供達のために髪を寄付するヘアドネーション、長い髪をカットする機会があるのであれば、ぜひチャレンジしてみまししょう。

もし何気なく切っていた髪があるのならぜひとも子供たちに髪を贈りましょう。

協力よろしくおねがいします。

 
 



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