パーマ

【デジタルパーマは傷みやすい?】デジパの失敗について美容師が解説してみました

 

デジタルパーマが傷みやすい

デジタルパーマを知っている人ならば、そんなことも聞かれたことがあるかもしれません。

しかし、実はデジタルパーマは最も傷みにくいパーマだとぼくは考えています。

今回の記事では、なぜデジタルパーマが傷みやすいと言われるのか?

そして、デジタルパーマが最も傷みにくいパーマかと言うのを分かりやすく紹介していきます。

なぜ「デジタルパーマは傷みやすい」と言われるのか?

きし
きし
デジタルパーマは傷みやすいとも言えるし、傷みにくいとも言える特殊なパーマです。
つま
つま
デジタルパーマをかけて失敗したという人も何人か聞いたことがあります、大切な髪なのに・・・

デジタルパーマの失敗にはどのようなことがあるかを見ていきましょう。

  • パーマ自体がかからなかった
  • ごわついてチリチリという髪になった
  • バリバリになってしまった

などがよく聞くデジタルパーマで傷んでしまった例です。

少し極端な意見を採用させていただいてますが、薬剤処理だけでなく熱をもつかうデジタルパーマでは、熱によって髪の中にある「たんぱく質」が変性してしまいます。

そのために、ごわついてしまったりバリバリになってしまうという失敗例が目立つのです。

デジタルパーマとは?

デジタルパーマは、「ホットパーマ」と呼ばれ薬剤作用に加えて「熱処理」や「乾燥」を用いたパーマメニューの1つです。

つまり、シンプルに考えていただいてコールドパーマよりもランクの高いパーマということです。

デジタルパーマ=「ホットパーマ」の特徴

デジタルパーマは、アイロンやコテで巻いた仕上がりのようにくっきりとふわふわなウェーブをつくることができるパーマです。

それを可能にするのが、髪に直接「熱」を与えるために髪に形状記憶させる技術によってつくることができるからです。

一昔まえまでは「形状記憶パーマ」と呼んでいる美容室もありました。

薬剤50〜:熱処理50〜で施術するのでダメージを軽減することができる

ホットパーマの特徴で特に素晴らしいのが、薬剤と熱を利用してパーマをかけるということです。

本来、コールドパーマは薬剤作用のみの施術になるために、髪質やスタイルによっては不可能なケースというのもあるのですが、デジタルパーマの場合は薬剤作用のみでは不可能なケースを熱を使うことによって可能にできるのです。

デジタルパーマの良いところ

デジタルパーマはとくに万能になります。

  • 髪に優しい
  • 健康な髪とダメージ毛で薬を塗り分けることができる
  • くっきり、ふわふわにかけることができる
  • 低温〜高温まであるので髪質に合わせてできる

よく「デジタルパーマは高熱を使うから傷みやすい」という情報もありますが、あれは知識がない素人、もしくは使ったことのない美容師が言うことです。

デジタルパーマは30°〜90°まであるので、その温度をコントロールをすることによって、さまざまな髪に対してウェーブをつくることができるので、傷まないようにパーマを当てるというのがデジタルパーマの1番の魅力です。

もちろん、デジタルパーマは高温もありますが低温もあるので、低温と高温を使い分け熱の力と薬剤の作用によってかけるパーマ技術なので、実はとても安全でしっかりとかかるパーマなのです。

その上で、薬剤を塗り分けできるのも特徴の1つです。

このように、健康な髪ヘアカラーやさまざまな外的要因のあるダメージ毛を通常のコールドパーマでは分けることがあまりできません(毛先外しなどワインディング技術はある)。

そのために、ダメージ差がある髪にはパーマは思ったようにあてることができないのです。

これはヘアカラーを例えているものですが、パーマにも同じことが言えます。

根本を優先させると毛先がオーバーダメージになり、毛先を優先させるとパワー不足となりかからないために、ダメージ部分によって分けることができるデジタルパーマはとても万能なパーマなのです。

デメリット的なことを挙げるとすれば、コールドパーマに比べて価格が高いということ。

デジタルパーマがなぜ傷みやすいと言われるのか?

では、なぜデジタルパーマが傷みやすいと言われてしまうのでしょうか?

それは、「熱処理による技術ミス」が増えたからだと言えます。

デジタルパーマの機械はさまざまな種類があり、機械によって温度も違います。

ぼくが取り扱ったことのあるデジタルパーマの機械では、「45°〜85°」までありますが、この温度の調節をミスすると過剰な熱処理によって、髪の手触りから変わるようなダメージの「タンパク変性になります。

さらに、髪はロングになればなるほどに、髪のダメージは蓄積するようになっています。

このようなロングパーマヘアだと、大体が4段階のダメージ層に分かれます。

  1. 健康毛
  2. 微ダメージ毛
  3. ダメージ毛
  4. 超ダメージ毛

それによってはデジタルパーマの温度を調節する必要があります。

例えば、④の位置に高温度を長時間(7分〜)当てると、過剰な熱処理になってしまい髪に大きなダメージとして残ってしまいます。

2回目のデジタルパーマには注意が必要

さらに、すでにパーマを当てている場所には、デジタルパーマを当てることも過剰な熱処理になってしまいます。

1度目のデジタルパーマでは適正の熱処理が施されたとしても、たんぱく質が変性したものが元に戻ることはありません。

つまり、2回目を同じようにかけてしまうと必ず過剰な熱処理になるので、パーマの残り具合にもよりますが必要な部分だけをかけるようにする工夫も必要です。

このようにデジタルパーマでは、薬剤処理だけでなく熱処理も加わるために幅広さが良くも悪くもあるために技術者(美容師)によって、傷みやすくもなってしまうのです。

実は最も傷みにくいのがデジタルパーマ

たくさんの人がデジタルパーマは傷みやすいと言うますが、ぼくはデジタルパーマは最も傷みにくいパーマだと考えています。

上記のことを裏返すと、さまざまな髪質にも対応することができます。

デジタルパーマが良いとされる理由

  1. 薬剤塗布とワインディング(髪を巻く)が別々になっている
  2. ダメージ別によって薬剤の塗り分け
  3. ダメージが大きい場合は低温でじっくり

と言ったように、まだまだ髪質によっては熱操作があります。

しかし、コールドパーマやエアウェーブではそこまでの操作性の幅はありません。

そのために、デジタルパーマを理解すればするほどに「最も傷みにくいパーマ」だと言えるのです。

デジタルパーマの良さをまとめると・・・

きし
きし
いかがでしょうか?デジタルパーマは傷みやすいと言われることはありますが、実は傷みにくいパーマなのです。
つま
つま
それどころか、色々な髪質にも対応することもできますよ♪

デジタルパーマは、普通のパーマに比べて技術の選択肢が増えレパートリーも増えた分、同じようにネガティブな意見も増えました。

しかし、デジタルパーマはパーマ自体の可能性を広げてくれる素晴らしいパーマなのです。

熱処理を入れるためにくせ毛にも合わせやすく、コールドパーマがかかりにくい直毛にもしっかりと当てることができます。

ダメージ部分には薬剤の優しいものにしたり、超ダメージ毛の場合はつけなかったりと多用なパーマメニューとなりました。

パーマは美容のメニューの中でもとくに難易度が高く、デジタルパーマも美容師によって全然違うものになります。

パーマを当てるときは自分にあった美容師を探すことをおすすめします。

ご参考にください。

ABOUT ME
岸 和希
美容師をしています。得意なのはカット、カラー、パーマヘアケアです。髪に役立つコンテンツを日々更新しています。
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