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【お肌の基礎知識】美容師が教えるスキンケアの仕組み

3 min

当記事は、美容師が教えるスキンケアのためのお肌の基礎知識を、分かりやすくお話しています。

スキンケアを始める前には必ずしたほうが良いことがあります。

それが

「お肌の勉強」です!

自分のお肌の種類や、自分にあったスキンケアの方法、そしてスキンケアアイテム。

それは人(お肌)によって実にさまざまです。

自分にあったものを、よ〜〜〜く考えなければ5年後10年後に後悔するやもしれません。

でもどんなことを勉強すればいいの?

って、ほとんどの人がなります。

そこで今回の記事では、スキンケアをするための皮膚の仕組みについてを美容師が分かりやすくお話していきます。

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きし かずき

Kazuki Kishi

美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

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皮膚の基礎知識

まずは、皮膚の基礎知識からお話していきます。最近では男性もスキンケアを始めている人も増えてきているので、他人事だと思わずにしてみてください。

皮膚と言うのはいわば、誰もが持っている大切な衣服のようなものです。そのためお肌は常中、あなたを守ってくれています。

しかし、お手入れをしなければどんどん老化して古くなっていってしまうので、防ぐためにはスキンケアが重要になります。

スキンケアを始める前には、まずはお肌の土台となる「皮膚」について知りましょう!

【お肌の基本①】皮膚とは?

皮膚は内蔵の鏡・心の鏡・環境の鏡(三面鏡)ともいわれ、全身を覆って内部を守っています

皮膚は生きた細胞で構成されている袋のようなものといえます。

皮膚は接触するあらゆる刺激や異物をキャッチし保護し、24時間のあいだ目を光らせて異常があればすぐに反応しているのです。

大切な働きをしている皮膚は、生涯に1枚しか与えられないかけがえのない衣服なのです。

それだけに大事にお手入れをして保護する必要があるのです。

【お肌の基本②】皮膚の主なはたらき

皮膚には、大切な役割となる10のはたらきがあります。

10の働き
  1. 保護作用
  2. 体温調節作用
  3. 分泌・排出作用
  4. 知覚作用
  5. 呼吸作用
  6. 吸収作用
  7. 抗体生産作用
  8. ビタミンD形成作用
  9. 表現作用
  10. アルカリ中和能

それぞれを分かりやすくお話します。

保護作用

皮脂膜・角質・バリア・メラニン…結合組織などが保護します。

  1. 物理的外力
  2. 化学的刺激
  3. 紫外線からの障害
  4. 微生物からの防御
  5. 水分の蒸散と侵入の阻止

体温調節作用

発汗による熱の放散、血管収縮による外気温からの防御。

立毛筋による熱の放散の阻止を行う。

分泌・排出作用

汗と皮脂の分泌により皮脂膜を形成し、汗と共に老廃物を排出します。

知覚作用

痛点・触点・冷点・温点の知覚神経を抹消を通じて、外界の状況を把握します。

呼吸作用

汗腺を通じてごく微量の酸素と炭酸ガスを呼吸しています

吸収作用

毛孔経路と表皮経路から有効成分を吸収します

抗体生産作用

カラダの中に有害なものが入ると、それに対抗する物質(抗体)をつくります。(ランゲルハンス細胞が重要な役割を果たしている)

ビタミンD形成作用

皮膚は紫外線を受けると、皮膚中の成分をビタミンDに変える。(1日の必要量は5〜15分間で十分な量が生成される)

表現作用

皮膚は自律神経の作用で表情筋と毛細血管を使い、心の状態を表します。

アルカリ中和能

皮膚はpHがアルカリ性に傾いても弱酸性に戻してくれる働きがあります。

これだけの多くの働きがあるので、常に働き詰めの状態なのです。スキンケアは優しく丁寧にいたわってあげましょう。

【お肌の基本③】皮膚の断面図

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つの層とさまざまな附属器官からなっています。

皮膚の表面

皮膚の表面には無数の細かい溝(皮溝)と、ふくらみ(皮丘)があります。皮溝の幅と深さ、皮丘の高さや大きさ、揃い方を「キメ」と言います。

MEMO

皮溝(ひこう)

肌の肌理(きめ)の溝の部分のこと。 細かく浅く、均一であるほど美しい肌であるとされる。 <補足情報>皮溝が深く、その幅が広いと肌表面がざらざらした感覚を与えキメが粗い状態になります。反対に皮溝が浅く幅が狭いとキメが細かいと言えます。

皮丘(ひきゅう)

肌の肌理(きめ)の、溝に囲まれた高く盛り上がっている部分のこと。 コラーゲン等で作られている。 大きさや高さが均一であるほど美しい肌であるとされる。 <補足情報>皮膚をよく見ると分かるように皮膚表面には無数の皮丘が存在します。キメが細やかで整っている肌は皮丘が小さく、しかも大きさが均一にそろっています。逆にキメが粗い肌は皮丘が大きいと言えます。

表皮

皮膚の1番外側の部分、つまり表面にあるので「表皮」です。

表皮には、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4つの層からなる「角化細胞」があり、表皮の95%を占めています。

その他には「ランゲルハンス細胞」「色素細胞(メラノサイト)」があります。

角質層

皮膚の1番外側にあり、核のない薄い平らな細胞が14層重なりあってできています。(手のひら・足の裏のみに透明層があります)

顆粒層

中心に核をもち、ケラトヒアリン顆粒・層板顆粒を含んだ顆粒細胞からできています。

  1. 層板顆粒の中ではセラミドが合成される。
  2. ケラトヒアリン顆粒でつくられた白質はフィラグリンとなり、やがてNMFに変わります。

有棘層

皮膚の中で最も厚い層で5〜15層の有棘細胞からできています。

細胞同士は多数の棘(トゲ)で結ばれています。

基底層

角質層の生みの親となる基底細胞が一列に波形に並んでいる層で、表皮の1番底にあります。

基底細胞は分裂して新しい細胞をつくり表面へ押し上げています。(4〜10個に1個色素細胞があります)

基底膜

表皮と真皮の間に存在する0,1ミクロンの膜で、表皮をつなぎ止める重要な役割があります。

あとがき

お肌の土台となる皮膚の基礎知識をご紹介しまいたがいかがでしたか?ぜひ何度も読んで勉強してみてくださいね。まだスキンケアを知らない彼氏やご主人にもぜひ教えてあげてください。

お肌とひとまとめにされていますが、実は3つのパーツによって構成されています。

基礎知識まとめ
  • 皮膚について
  • 表面について
  • 表皮について

お肌は内部と違い、常中であなたのことを守ってくれる大切な役割があります。

しかし逆に常に働き詰めになるから内部に比べて見た目に大きく変化が表れます

女性にとって見た目はとても重要になるので、若さを保つためや若返りのためにはスキンケアは必須となります。

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