上記でもお話した通り、髪の状態(耐久度)は矯正においてかなり重要なポジションを占めています。もちろん施術をする選定も大事ですが、同じくらい髪の状態が大事になります。
POINT
何が言いたいかというと、髪にあまり負担をかけずにできるだけ優しく丁寧に扱うことをあなた自身が意識することが大事になるということです。
その上で長持ちするポイントをまとめてみました。
矯正をする上でのポイント
できるだけ友人などの紹介で探す
カウンセリングでは履歴を詳細に
当日〜2日後ぐらいまでシャンプーは控える
ヘアケアは入念に
ヘアカラーは慎重に
アイロンは極力使わずにブローにする
順番に見ていきましょう。
美容室や美容院は友人などの紹介で探す
美容師が気に入っているなら別ですが、もし不安や不満を感じているなら違う美容師を選ぶのも良いです。
できるだけ友人などで、上手くいっている方がしている美容師は良いと思います。
とくに紹介でいくとどこの美容室もさまざまな特典もあるし、悩みを聞いてくれやすいからです。
さらに新規で行くとなると、美容師側も少し身構えるので慎重にかつ丁寧にする傾向があります。
カウンセリングでは履歴を詳細に
髪の状態を把握してもらうために、できるだけ詳細に話すようにしてください。
カウセリングは矯正にとっては命みたいなものです。
髪の状態は、見ただけでも、触っただけでも、分からないことがたくさんあります。
もし自宅でヘアカラーなどを実際にしてきた履歴は忘れないようにして、メモなんかをとっておくようにしましょう。
当日〜2日後ぐらいまでシャンプーは控える
ストレートパーマや縮毛矯正をした後、48時間以内はシャンプーを控えるようにしましょう。
施術後、美容室を出るときにはキレイなストレートヘアに固定されているように見えますが、実はまだ髪に剤(ストレートパーマ・矯正)が定着していません。
薬剤により髪の内部成分が構築されているものを再構築していますが、再構築するまでの時間が約48時間程度かかると言われています。
そのため、48時間以内にシャンプーをしてしまうと、髪にダメージを与える原因になり、くせ毛の原因である髪の凹凸のある状態にしてしまうのです。
しかし美容室によっては、48時間以内にシャンプーして良いと言われることも、48時間以上シャンプーしないでくださいと言われることもあります、それはストレートスタイルの持ちに関わることなので、極力控えるようにしましょう。
ヘアケアは入念に
縮毛矯正は、ストレートヘアにするための技術なので、パサツキの見た目に敏感です。
縮毛矯正をした部分というのは、くせ毛が戻るということは基本的にはありません。しかし、生まれもったくせ毛を真っ直ぐにするということは、それなりにリスクもある ということです。
そのリスクというのはが「ヘアダメージ 」なのです。
つまり、ヘアケアをしないと、ヘアダメージのせいでパサツキが目立ちやすくなってしまい、ストレートなのにストレートに見えづらくなり、くせ毛っぽく感じてしまうこともあります。
ヘアカラーは慎重に
縮毛矯正をするとヘアカラーがしづらくなります。
ヘアカラーにおいて最も重要になる仕組みがこの2つです。
髪を明るくするなら脱色
髪に色を入れるなら染色
このいずれも縮毛矯正をするとしづらくなります。
その原因とは、縮毛矯正の時に行われるヘアアイロンによる熱処理が原因となります。
縮毛矯正をする時に使われるヘアアイロンによる熱処理が、髪のタンパク変性を引き起こします。これが原因となります。
ぼく達はお客様にお話するときによく卵の話を例えにだします。
実は、髪のほとんどはたんぱく質で構成されているために、卵とよく似ている、つまり…
「生卵を目玉焼きにする過程」と 「髪をヘアアイロンをする過程」
はとても似ているのです。
目玉焼きを作る時は、フライパンを加熱して、温まると生卵を落とし、様子を見ていきます。強火であれば300℃近くあり、弱火なら200℃を下回ります。
ものの数分で卵黄は固まり、卵白は白くなります。さらに様子をみていくと徐々に黒くなり、どんどん硬く変形していきます。
何が言いたいかというと、これが髪に起こるタンパク変性になります。
熱する前の生卵に醤油をおとすと、白身の中まで醤油は浸透しますよね?しかし目玉焼きにすると浸透どろこか醤油を弾きます。
これは髪にも同じことがいえ、
ということになるます。
[moveline color=”#ededa1″ sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]まとめると、[move]縮毛矯正した髪はタンパク変性によって硬くなり、ヘアカラーなど薬剤を弾いてしまう[/move]ということなのです。[/moveline]
矯正をする前後のヘアカラーはとくに慎重にするようにしてください。
アイロンは極力使わずにブローにする
いつもキレイにしたいという方には、ブロー&アイロンの組み合わせをおすすめしています。
ブローも熱によるダメージはあるものの、アイロンに比べると格段に負担は減ってくれます。
何もしないのが一番負担が少なくダメージは少ないのですが、「傷んでいない髪がキレイに見えるのか」というとそういうわけではありません 。
つまり、ある程度キレイにするためには、髪への負担はありきで考える必要があります。
普段の日常ではブローを中心にキレイにしつつ、お出かけの時や写真に残すような時にはヘアアイロンでキレイにするというようなルーティンにするのがおすすめです。
あとがき
縮毛矯正がすぐにとれしまう原因と対策をまとめてみました。
美容師も大事になりますが、普段日頃髪を扱うあなた自身が一番大事になるので丁寧にするように心がけてくださいね。
縮毛矯正は美容室のメニューの中ではとくに難易度が高い技術になっていて、美容師だけの力では、矯正の持つ本来の魅力を100%発揮することはできません。
実際に美容室以外での、ヘアケアや髪のお手入れなどはできませんから。
POINT
つまり、あなた自身と美容師と合わせてようやくキレイなストレートスタイルが手に入ると言えます。
矯正やヘアカラーをよくする方はぜひ参考にしてください。