パーマ(デジタルパーマ)のブロー・セットの仕方、アイロンやコテのかけかたってどうすればいいのでしょうか?初心者でもわかりやすいように教えてください!アイロンで巻く時はワックスを使うのはちがうんですか?ワックスだけでセットするやり方があればそれも教えてください。
自分でやってもなかなかウェーブがでにくく、(ワックスのみでしたから持ち上げながらやる方法、アイロンでまく方法でやりました)やっとウェーブがでても30分ほどでとれてしまいます。
かなり盛りだくさんの内容になっていますが、こういった疑問全てにお答えしていきます。
パーマとデジタルパーマのスタイリングの疑問について
パーマスタイルをする上で重要になってくるのは、パーマかデジタルパーマかというポイント。このパーマは正式名はコールドパーマ(もっとちゃんとした名前がありますが分別するにはこれで充分)と言います。
そんなパーマの種類によってスタイリングの違いがあるのか、疑問に感じるのは当然です。
施術をした美容室でスタイリング法を聞ければ良いですが、緊張して聞けない方や聞くタイミングがなかったなど、情報不足で困っている方のたまに記事にしまいた。
- コールドパーマとデジタルパーマの違いや特徴
- スタイリングポイントや豆知識
- よくあるスタイリングの疑問
タップできる目次
パーマとデジタルパーマのスタイリングに違いはあるのか?

きし
基本的にパーマでは、コールドパーマ(液と時間の作用)とホットパーマ(液と時間と熱の作用)の2種類があります。
パーマの種類によって、スタイリングの仕方は変わってくるのか、こういった疑問などにも合わせて答えていきます。

つま
コールドパーマは、一般的なパーマになるので、基本的にはどの美容室であっても施術することができます。できないという美容室の方が少ないはずです。
一方でデジタルパーマは、「ホットパーマ」と呼ばれ薬剤作用に加えて「熱処理」や「乾燥」を用いたパーマメニューの1つです。
つまり、シンプルに考えていただいてコールドパーマよりもランクの高いパーマということです。もっと知りたい方は別記事にもしているのでご覧ください。
関連記事▶【パーマの種類解説】「コールドパーマ」「デジタルパーマ」「エアウェーブ」を美容師が解説!
さて、前置きはこれくらいにして本題に入っていきます。
パーマの種類によってスタイリングの違いはあるのか、ぼく達の見解をお話していきます。ある程度は個人的なこだわりもあるので参考程度にしてください。
結果からお話すると、
それほど大きな違いはありません。
まぁ施術するのは同じパーマですし、パーマスタイルをする上ではそれほど問題があるわけでもありません。
とはいえこれだけだと分かりづらいので、それぞれを深堀りしつつ分かりやすくお話していきます。
種類によるスタイリングの違いの考え方
- パーマとデジタルパーマではそれほど違いはない
- 重要なのは「ウェット仕上げ」か「ドライ仕上げ」か
- ワックスだけでセットはできないと思ったほうがいい
- すぐ崩れてしまうならパーマ自体に問題がある
よくある質問もまとめて順番にお答えしていきます。
パーマとデジタルパーマではそれほど違いはない

きし
先程もお話しましたが、結果的にはパーマとデジタルパーマではスタイリングはそれほど違いもないので変える必要はありません。
パーマの種類によってスタイリングを変えるというよりも、パーマのスタイルによってスタイリングを変えるべきなのです。

つま
デジタルパーマを含めるホットパーマは従来のパーマに比べて、熱処理作用によって施術する分、かかり具合や強度などは当然強めですが、強くできる分弱くもできます。
つまり普通のパーマスタイルから、巻髪のようなくっきりスタイルまでかけることができるという便利パーマということです。
ですが、普通のパーマではデジタルパーマのようなスタイルを作れないケースも多々あります。その場合ではコテアイロンやカーラーを使う必要はあります。スタイリング自体は全く同じですが、ウェーブやボリューム感が物足りない場合は足す必要があるということです。
重要なのは「ウェット仕上げ」か「ドライ仕上げ」か

きし
パーマのスタイリングにおいて重要になってくるのは「ウェット仕上げ」か「ドライ仕上げ」かの二択です。
それによってもパーマのかけ方も変わってきますし、スタイリングの方法も変わります。

つま
前提のお話ですが、どちらかしかダメということではなく、どちらに比重をおいているかが大事になります。
当然ですが、ドライ仕上げ用にパーマをしたとしてもウェット用のスタイリングにすればウェット感のあるパーマスタイルにできますし、逆も然りです。
とはいえスタイリングは変えるので、パーマの種類によってスタイリングは変えるというよりも、パーマスタイルの質感によってスタイリングは変えることのほうが圧倒的に多いです。
ワックスだけでセットはできないと思ったほうがいい

きし
「ワックスやムースだけでセットはできないのか」という質問や疑問が、一番多いですが、これはできないと思ったほうがいいです。
少し曖昧な言い方をしていますが、もちろんできるスタイルもありますがかなり限定されているからです。

つま
パーマというのは、かなりデリケートなメニューにもなっています。そのためドライヤーによるブローはスタイリングをする上では必須だと考えています。
日本人女性の7割はくせ毛だと言われていますが、個人的には9.5割の方はくせ毛で悩まれていると考えています(直毛の方でも部分的なくせ毛で悩まれている方は多い)。
そのためキレイなパーマスタイルをつくるためには、ブローでくせ毛を整えて、ワックスでウェーブを整えるというのがとても重要になると考えているからです。
すぐに崩れてしまうならパーマに問題がある

きし
それでもスタイルが崩れてしまうというなら、パーマ自体に問題があると考えたほうがいいかもです。
パーマスタイルとは、パーマ+スタイリングによって生まれてくるものですが、いくらスタイリングを頑張っても、30分程で崩れてしまうならパーマ自体に大きな問題があるはずです。
- 髪質とパーマが合っていない
- 髪の状態とスタイルの難易度が高い
- パーマ自体がかかっていない
こんな感じでしょうか。
パーマと言えども万能ではありません。髪質や要望など美容師さんとしっかり相談して施術するようにしましょう。
まとめ
この記事では「パーマとデジタルパーマのスタイリングの違いなどを含めた質問」について書いています。

きし
それなりのボリューム感になりましたが、まとめるとスタイリングに頼り過ぎないようにすべきということです。
パーマは決して万能なメニューではありません、当然ですが髪質やスタイリングの仕方によっても大きく変わるものになっています。

つま
記事のまとめ
- パーマとデジタルパーマでスタイリングの違いはあまりない
- それよりもスタイルの質感によって変える
- パーマは万能ではないので崩れやすいならパーマに問題がある
パーマはとても便利なメニューな反面、過剰に期待している方が多いなという印象もあります。パーマは決して万能ではありません。
パーマをかけただけで思う通りのスタイルには決してなりません。パーマと髪質とスタイリングによって生まれるのがパーマスタイルなのです。
こんな感じ以上です。
参考にどうぞ。