ヘアカラーで明るくなった髪に、白髪染めのヘアマニキュアで髪色を暗めにすることはできますか?ヘアカラーはあと一ヶ月待ってからのほうがいいと言われたのですが、自分で染めたカラーがかなりプリン状態で限界な感じになってしまっています。
こういった疑問にお答えしていきます。
この記事の内容
ヘアカラーで染めていた髪にマニキュアで暗くすることはできるのか?について
ヘアカラーをしていれば気になってくるのは、伸びてきた黒い髪とのコントラスト(色の差)があるプリン状態です。とくに気になりだすとかなりネガティブになってきます。
いっそのことヘアカラーで明るくなった(脱色している)部分を黒髪の部分に合わせて暗くすることはできないのか、というテーマです。
本来ではヘアカラーで染めるのがベストなのでしょうが、とはいえそんな頻繁に染めることができない、そんな方によくある質問。
そもそも「ヘアマニキュアって何?」という方は、こちらのヘアマニキュアの基本をまとめた記事から御覧ください。
kishilog
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[moveline color=”#ededa1″ sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]そこで今回の記事では、[move]ヘアカラーで明るくした髪を「ヘアマニキュア」で暗くすることはできるのか[/move]を分かりやすくお話していきます。[/moveline]
目次
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運営者 / 美容師
きし かずき
Kazuki Kishi
美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 /レビューガイドライン・理念
美容師
廣瀬 幸奈
Yukina Hirose
hair make lonlo代表。奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。監修者ページはこちら。主にヘアケアを中心に、シャンプー、洗い流さないトリートメントの記事を監修
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Masahiro Tanimoto
美容室Re:berta チーフディレクター。和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら。主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤、ヘアマスクの記事を監修
「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」の相性
それでは、ヘアカラーで脱色して明るくなった髪をヘアマニキュアで暗くすることはできるのかというテーマでお話していきます。
従来のカラーメンテナンスの逆の発想による質問だったので、相性について分かりやすくお伝えしていきます。
まずはヘアカラーとヘアマニキュアのそれぞれの違いをサクッと解説。
一般的なヘアカラー剤は、正式名称では「酸化染毛剤」と呼びます。
酸化染毛剤は、1剤と2剤の2種類の混合液で構成されていることがほとんどです。(中には3浴式ヘアカラーもあります)
酸化染毛剤の内訳では、1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤、2剤の成分は酸化剤(過酸化水素)となっています。
つまり1剤が色の調整、2剤ではアルカリ剤のサポートをします。
一方で、ヘアマニキュアとは、酸化染毛剤・脱色剤と並ぶヘアカラーの1種で「酸性カラー」または「酸性染毛料」と呼ばれています。
マニキュアの特徴の1つとして「ジアミンフリー」で安全に染めることができます。
そもそも、ヘアマニキュアとは何なのか?基本的な特徴やメリットやデメリットについて具体的にまとめているので、ぜひ合わせて参考にしてください。
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簡単に違いを説明すると…
- ヘアカラーは髪や頭皮にダメージがあるけども脱色(明るくする)や染色ができるスタンダードメニューで、
- ヘアマニキュアは髪や頭皮にダメージがほぼないけども脱色ができず染色しかできない
という違いがあります。
そのため従来のヘアカラーメンテナンスでは、伸びてきた部分(黒い部分)をヘアカラーで脱色させて同時に毛先の退色部分を染色するのがセオリーになっています。
今回のテーマはその逆パターンになっていて、黒いところを染めずに明るい部分を暗くするということです。さらにどうせ染めるならダメージが少ない(ほぼない)マニキュアで染めることができないのか、
とうことですが、
- ヘアマニキュアで明度(明るさ)の調節は不可能
- ヘアカラーでしか明度の調節をすることはできない
- リタッチで根本部分を明るくして中間から毛先にマニキュアを入れる
という結論になります。
もう少し深堀りしつつ順番にお話していきます。
ヘアマニキュアで明度(明るさ)の調節は不可能
先に説明しましたが、ヘアマニキュアは脱色することができません。つまり明るさの調節をすることができないのです。
ヘアカラーなのに明るさの調節ができないってどうゆうこと?って思った方も多いとは思いますが、ヘアカラーの仕組みがそういうものになっているのです。
ヘアカラーは基本的には、脱色によってメラニン色素を破壊して明るくすることで明るさの調節を行い、その後に染色して色の調節を行います。
市販のヘアカラーをされた方は分かるとは思いますが、薬剤が2つに分かれているあれです。あの2つが脱色と染色に分かれているのです(市販カラーをしたことない方はすいません、イメージだけしてください)。
ですが、ヘアマニキュアはそもそも脱色する力が「0」です。そのため明るくすることができません。
同じカテゴリにある「塩基性カラー」も同じ
塩基性カラーに使用されている染料も、ヘアマニキュアに使われる酸性染料と同じように、分子が大きくプラスの電荷を持ち、毛髪表面のマイナスの電荷とイオン結合することによって、色が定着するようになっています。
そのため、今回のテーマとの相性は悪いです。
塩基性カラーとヘアマニキュアの違いとは何なのか?基本的な特徴やメリットやデメリットについて具体的にまとめているので、ぜひ合わせて参考にしてください。
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ヘアカラーでしか明度の調節をすることはできない
ですが、今回のテーマは「暗くする」ということです。マニキュアが明るくできないのは分かったけど、暗くすることもできないのか、というですがこれも難易度がとても高いです。
暗くするので、脱色ではありませんがそれでもマニキュアで暗くすることはほぼ不可能だと考えています。
というのも、もちろん黒くすることは可能ですが、暗くするというのは不可能だということです。少しややこしいので具体的に説明すると…
そもそも地毛(新しく生えてくる髪)は全くの真っ黒というわけではありません。しかも人によって地毛の黒さは違っていたりします。つまり暗くするというのは多少の調節や馴染みが必要になります。
ですがマニキュアにその色を調節することは非常に難易度が高いので、できにないという答えになります。
リタッチで根本部分を明るくして中間から毛先にマニキュアを入れる
ということで、やはりセオリー通りにヘアカラーをするのが正解です。毛先のダメージを減らすために毛先にマニキュアをするのなら問題なくできます;
やはり、セオリー通りにするのが一番だと思います。もしかりにマニキュアで色を暗くすることができた(髪質によってはできる可能性もある)としてもすぐに色落ちもしますし。
やはりヘアカラーで脱色したのなら、ヘアカラーを行うべきとうのが結論になります。
ブリーチ毛など極端に明るい髪には効果的
ヘアマニキュアは脱色する力がないため、染色する効果は非常に高いため、ブリーチした髪やそれに近い脱色毛には効果的です。
インパクトのあるユニコーンカラーなども代表例となります。原色カラーを表現するためにマニキュアは大活躍してくれます。
ユニコーンカラーなどの特徴やメリット&デメリットについてもまとめているので、合わせて参考にしてください。
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あとがき
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