美容院でカラーリングをしてもらうと、シャンプーをしないで、いきなり薬剤をかけられますが、髪や頭皮が汚れていたら染まりにくい、というようなことはないのではないでしょうか?
「前の夜に家で洗っておいた方がいい」とか、「一週間くらい洗っていなくても全然問題なし」などアドバイス頂ければ嬉しいです。
こういった疑問をいただいたので、自分なりのアドバイスを含めてお答えします。
ヘアカラーをするにあたって、髪や頭皮のコンディションはかなり重要です。
流石に、美容室に行く当日や、直前にキレイに洗ってからカラーをしなければいけないわけではありませんが、ある程度には清潔かつ、整えていることがおすすめです。
ということで、ヘアカラーと洗髪の関係性について分かりやすくお伝えします。
この記事でわかること
- ヘアカラーの前に洗髪は必要か?
- 美容師が教えるベストな状態
- ヘアカラーに関するアドバイス
目次
スクロールできます
運営者 / 美容師
きし かずき
Kazuki Kishi
美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 /レビューガイドライン・理念
美容師
廣瀬 幸奈
Yukina Hirose
hair make lonlo代表。奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。監修者ページはこちら。主にヘアケアを中心に、シャンプー、洗い流さないトリートメントの記事を監修
hair Designer
谷本 昌浩
Masahiro Tanimoto
美容室Re:berta チーフディレクター。和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら。主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤、ヘアマスクの記事を監修
ヘアカラーの前にシャンプーは必要?
まずは結論から言うと、ある程度キレイであれば全く問題はありません。
逆に、「よく汗をかいた後」や「髪が絡まったまま」などにヘアカラーをしないようにすべきです。上手く染まらなかったり、無駄に時間がかかったりすることになります。
少し極端は例えになっていますが、ある程度の清潔な状態ならOKです。
そもそも論ですが、なぜヘアカラーの前に洗髪(シャンプー)が必要になるのかと言うと、
- 過度な汚れや皮脂があると染まりにくい
- 髪の絡まりは均等に浸透しづらい
- 施術工程の時間がかかる
などがあります。
もちろん美容室でシャンプーをする前提で行くというのもアリですが、カラーの後にもシャンプーをするので、必要以上に洗髪するのも頭皮や髪への負担にもなります。
さらに、スムーズに施術するには、上記のような状態はないことが好ましいです。
とはいえ、中々の状態でない限り普通に施術することはできるはずです。
洗ってなくてもOK
日本人は「毎日洗髪する」という習慣があるため、大体は問題ないはず。
それどころか1日2日は洗っていなくても、ヘアカラーは普通にすることができます。
ヘアカラー剤にはブリーチ剤が大なり小なりに含まれているため、多少の皮脂や汚れも分解しつつ染めることもできます。
絡まりはNG
髪の状態は手ぐしが通るくらいにはキレイにすべきです。
絡まりやすい髪質というものがあるため、洗髪の目安から少しズレたりするため、注意が必要になります。
皮脂は頭皮を守ってくれる
過度な汚れや皮脂は、カラー剤の染料やブリーチの邪魔をしますが、適度な皮脂は頭皮を守ってくれる役割もあります。
頭皮は何層にもなっていって、カラー剤によって髪や頭皮を傷めてしまうというデメリットがあります。
頭皮がデリケートな方(ヘアカラーが滲みやすい)は、あえて前日のジャンプーをしないという手法もあります。
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ヘアカラー前のベストの状態は?
では、次にヘアカラー前の頭皮や髪のベストバウンドについてもお伝えします。
あくまでも一例なので参考程度にしてくださいね。頭皮や髪の状態によったは当てはまらないこともあります。
とにかく、ヘアカラーの邪魔にならないように「髪も頭皮もキレイにしておく」、これに限ります。
そのためのポイントをご紹介。
前日に洗髪を済ませておく
迷っているなら、まずは前日の夜にシャンプーをしておきましょう。これが大体「正解」です。
さらに言うなら、ある程度乾かしてブローもしておくと完璧です。
美容室に行ってすぐにヘアカラーの施術をスタートできる上に効率が良いはず、カラー剤も伸ばしやすく、均一性が高くなります。
POINT
「洗い流さないトリートメントはつけていてもいい?」とよく聞かれますが、全く問題ありません。スタイリング剤に含まれるポリマー成分でない限り、ヘアカラー剤の邪魔にはなりません。
頭皮がデリケートな方は前日のシャンプーはしない
上記にも書いてありますが、頭皮が敏感でヘアカラーをして「滲みやすい」もしくは「滲みた経験がある」という人は、前日にあえてシャンプーをしないことで皮脂が残り、頭皮を守ってくれます。
これは美容師には分からないことなので、ご自身で考えて判断した方が良いでしょう。
POINT
目に見えて分かるぐらいに、髪がべたつくほどの皮脂や汚れがあるのはNGです。
ちなみに髪はクシでとかして、指通りは良い状態にしておくと施術効率がグンと上がります。
POINT
ヘアカラーの邪魔にならない状態がベスト。多少の汚れなども問題はなし!
ただし髪はキレイな状態で!
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あとがき
この記事では、「ヘアカラーと洗髪(シャンプー)の関連性」について書きました。
ヘアカラー前の状態は「キレイにしておく」、これが大事になります。
前日にシャンプーを済ませて、キチンと乾かしておけば問題はないはずです。
ちなみに、必ずしも上記のような状態でないと出来ないのか?と言うと、そういうわけでもなく一週間シャンプーをしていなくても、髪が団子状態になるまで絡まっていようとも、ヘアカラーをすることは可能です。
美容室でシャンプーすれば良いだけですから。
どちらかと言うと美容師寄りの意見になってますね、でも大事なので、ぜひ実践してみてください。