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#11クリア剤!「脱色剤(カラー剤)」の役割と使用用途について解説

3 min

きしです。

前回の記事では、ヘナについてお伝えしました。今までの記事を見てくれている人はたくさんのカラー剤の種類があることが分かったはずです。

さらに市販品にはありませんが、「クリア」と呼ばれるカラー剤も存在しています。

クリア剤ってどうやって使うんですか?

こういった疑問にお答えしていきます。

この記事の内容

ヘアカラーのクリア剤の解説

クリアっていうからには、「色がない」というのが特徴のクリア剤。コレ実は無彩色というわけではないです。

無彩色とは「グレー」や「ホワイト」、「ブラック」など色がないカラーのことを指します。ではクリアとはどういった色で、どんな役割を果たしてくれるのでしょうか?

今回の記事では、「クリア」というカラー剤についてを美容師が分かりやすくお話します。

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きし かずき

Kazuki Kishi

美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

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ヘアカラーにおける「クリア剤」について

きし

きし

まずはヘアカラーのクリア剤についてお話します。

クリア剤ってどういう風に使うのかも一緒に見ていってくださいね。

クリア剤は基本的には染料のないカラー剤で、脱色剤やライトナーと呼ばれる薬剤です。

こういったもの↓

一般的なヘアカラー剤は、正式名称では「酸化染毛剤」と呼びます。

酸化染毛剤は、1剤と2剤の2種類の混合液で構成されていることがほとんどです。

  • 明るく染める
  • 暗く染める
  • 色を染める
  • 白髪を染める

などに使われ、酸化染毛剤の内訳では、1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤2剤の成分は酸化剤(過酸化水素)となっています。

しかし、クリア剤には染料がないために…

透明ってどんな時に使うの?

という質問がよくあります、

だって透明のカラーをするのだったら、アッシュやベージュを入れた方がなんか良い色になりそうですよね?

しかし、クリア剤というものには立派な使い用途があり、ヘアカラーにはなくてはいけない存在なのです。

次は、そのことについて分かりやすくお話します。

クリア剤の「使い方」

きし

きし

クリア剤の使い方に複数あるので、上手く活用すればキレイな色をつくることができます。

もちろん絶対に必要というカラー剤ではないですが、個人的にはよく使うカラー剤でもあります。

クリア剤の使い方
  • 脱色剤として使用する
  • 脱染剤として使用する
  • ブリーチと混合させて使用する

こんな感じになります。

順番にお話していきます。

使い方①「脱色剤として使用する」

脱色剤には、一般的にパウダーブリーチライトナーの2種類があります。

2つとも共通しているのは、

  • 13レベル以上まで明るくする
  • 残留色素を分解する
  • 青みや赤みを削る

といったことです。

髪のメラニン色素を分解して、髪色を明るく(脱色)する働きがあります。

パウダーブリーチの過硫酸塩は、2剤を混ぜた時に過酸化水素の酸化力を強め、高い脱色力を発揮します。

パウダーブリーチライトナー
pH9〜119〜11
ブリーチ力 高 中
ダメージ 大 中

つまり、クリア剤はとはライトナーをする時に使用します。

使い分けとしては、ヘアカラーよりも脱色力が強くて、ブリーチよりも弱い。

MEMO

そして、ヘアカラーよりも脱色させたいけども、ブリーチよりもダメージを軽減させたいという時に使用します。

使い方②「色を脱染するために使用する」

脱染というのは、「色をクリーンにする」という事です。

色というのは積み重ねれば積み重ねるほどキレイに染まっていくものです。

例えば…

アッシュに染めたスタイルに、レッド系やオレンジ系など、たくさんの色を入れてしまうと色が混ざり濁る現象がおきてしまいます。

さらに、黒染めなどを繰り返して染めてしまうことで色は、どんどん濁り濃く理想のカラーとはかけ離れてしまいます。

そういう場合に、ヘアカラーのライトナーをして髪をクリーンにする事で色をリセットする事ができます。

つまり、色を脱染するために使用します。

使い方③「ブリーチと混合させる使用する」

ブリーチと混合させる事により、明るさや刺激、剤の粘土のコントロールをする事ができます。

明るくなりにくい髪の人に、「ブリーチは使いたくないけどもできるだけ明るくはしたい」とういう要望も中にはあります。

そんな時には、ブリーチとクリア剤を混合した脱色剤を処方する事により、ライトナーよりも脱色させることができます。

 クリアカラー(ベース) ブリーチ(アクセント) オキシ6%
適量10%〜2〜4倍

ブリーチの量を調節をする事で、脱色力を調節したり刺激の緩和をしたり、ブリーチ剤にとっては必要不可欠な薬剤となるのが、クリア剤です。

まとめ

きし

きし

へアカラーのクリア剤についてまとめてみました。

たくさんの使い方があるのでヘアカラーにとっては重要な剤なんですよ。

ヘアカラーのクリア剤を簡単にあとがき

まとめ
  • 色を脱染してクリーンにする
  • 色を明るくする
  • ブリーチと混合させる

実は、クリアカラーというのは色をキレイにするために重要なポジションになるカラー剤なのです。

ヘアカラーというのはとても奥が深いものになっています。

たくさんのお客さまのニーズにお応えするためにはたくさんのカラー剤を知る事が大切です。

クリアはキレイな色を出す事はできませんが、キレイな色をつくるための土台つくりでは大きな力を発揮してくれます

こんな感じで以上です。

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