- くせ毛になぜなってしまうのか?
- くせ毛は生まれつき?
こういった疑問についてお答えしていきます。
くせ毛の原因について
前回の記事では、くせ毛の特長と種類をまとめました。今回はくせ毛の原因についてお話していきます。
あなたは、髪のくせ毛で悩まれていませんか?
実は、日本人女性の約70%がクセ毛で悩んでいるということがわかっています。
くせ毛は、人によって違いがあり、なかなか解決できない悩みの一つでもあります。
と、疑問に感じたことはありませんか?
そこで美容のプロとして、これからのくせ毛を改善するためにまとめてみました。
この記事では改善方法ではなく原因を分かりやすくまとめています、改善するためには、「くせ毛の教科書」というのもあるので、一緒に参考にしてください。
当記事では、美容師が教えるくせ毛の原因について分かりやすくお話していきます。
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くせ毛の「原因」

きし
くせ毛になるには原因があります。
くせ毛の原因を知ることが改善に繋がるのです。

つま
くせ毛になるのは、
- 「毛穴」の形の違い
- 「水分量」の違い
この2つの大きな要因があります。
くせ毛は毛穴と水分量の「違い」から生まれる

くせ毛の要因は、この2つに分けられます。
毛穴について
髪は毛穴の形によって、重力の影響が大きく異なります。
直毛の髪は真円、くせ毛の髪は楕円(だえん)になっています。
楕円の形である髪は重力の抵抗が均一ではなく、形がキレイでないと髪は重力の影響を均等に受けずに曲がってしまいます。
つまり均一に受けない場合に、重力の影響によって髪の動きが「くせ毛」として表れるのです。
水分量

髪には「水分を保持するコルテックス」があります。
さらに、コルテックスには「オルソコルテックス」と「パラコルテックス」と呼ばれる2種類のコルテックスが、毛髪のうねりの外側と内側に分かれて存在しています。

くせ毛は、2つのコルテックスの特性の違いが表れやすいために、うねりが生じます。
重力抵抗だけでなく、水分量も多いところと少ないところが一本の髪でも存在し、多いところと少ないところの水分量の違いにより、髪の重さも変わり、うねるのです。
コルテックスの種類と特性
種類 | 特性 | 部分 |
---|---|---|
オルソコルテックス | 吸水性が高く、膨潤性も高い | 外側 |
パラコルテックス | 吸水性が低く、膨潤性も低い | 内側 |
この「毛穴」と「水分量」の違いによって、「くせ毛」が生まれるのです。
くせ毛は「生まれつき?」

きし
くせ毛は生まれつきのくせ毛もあれば、そうでないくせ毛もあります。
実はこれは生まれつきの場合もあれば、そうでない場合もあります。

つま
- 生まれつきの遺伝によって決まる「先天性」
- ヘアサイクルが変動し変わる「後天性」
つまりくせ毛は生まれつきでもあり、生まれつきでない場合もあるといういことです
くせ毛を治すことはできる?
ここまで原因について紹介しましたが、実際にくせ毛を治すことはできるのか?
これは持論になってしまいますが、一時的に直すのは縮毛矯正で可能ですが、くせ毛を直毛に治すをということはどんなことをしても不可能です。
髪をキレイにすることはできても、くせ毛の原因である毛穴の形を変える方法などありませんから。
先天性のくせ毛の原因は「遺伝」

きし
先天性くせ毛の原因は「遺伝」です。
実は、遺伝によって毛穴や水分量が決まります。

髪というものはこのように生えており、毛穴と毛根というものがありそこから髪が成長していきます。

上記のような、くせ毛になってしまう原因のほとんどが遺伝なのです。
ものすごく強いくせ毛でも、縮毛矯正をするとキレイにはなりますが、あくまで一時的なものです。新しい髪が生えてくればまたくせ毛に戻ります。
後天性の原因は「日々の生活」

きし
先天性はぶっちゃけどうしようもありませんが、後天性は髪や身体を粗末に扱うことで髪へ悪影響になりくせ毛になるということです。
髪への栄養を補給するのは血液です。
暴飲暴食や、睡眠不足など、身体への扱いが悪くなればそれだけ髪にも悪影響になります。
髪を優しく丁寧に扱うことで、これからの髪の改善や、くせ毛の緩和からスタイリングのしやすさへ向かいます。
この他にも、固いゴムで留めたり、雑にクシでとく、髪を粗く扱うなどの物理的ダメージによっても、髪の形が崩れくせ毛の原因ともなります。
髪が成長している時は、海苔を巻かれるような感じで回りながら生えているのです。その時に「キューティクル」という髪を守ってくれるものが髪に巻かれていきます。

しかし、外的ダメージによってキューティクルが削られていくことで、水分量の不均一になりくせ毛にもなってしまうのです。
後天性くせ毛になる人への注意

きし
後天性くせ毛の人は髪だけでなく生活水準を上げることフォーカスすると、髪へのキレイにも繋がります。
- 生活習慣の乱れ
- 睡眠不足
- 喫煙や過度の飲酒
- ストレス
- 偏った食生活
これら生活習慣の乱れは、血流・血行不良を招き、髪に栄養が充分に行き届かなくなってしまいます。
髪に栄養を送るのは血液のみです。
この血流や血行不良は髪の栄養と止めているといことになるので注意が最も必要です。
このヘアサイクルの乱れが細毛の原因の1つでもあり、さらに放置し続けると抜け毛や薄毛の原因にもなるのです。
つまり、このヘアサイクルの循環を良くすることで髪は正常を保つことができ、逆にヘアサイクルの乱れを放っておくと細くもなっていくということなのです。
- 血流・血行
- ホルモンバランス
この2つが大きなポイントになります。
血流・血行
心臓をポンプとして、頭皮には血液が送られ、血液からの栄養を送られています。
栄養がなければ髪は痩せ細くなり、髪が健康的に育たなくなる場合があります。
血流不良を引き起こす原因は、ストレスや運動不足など多数ありますが、日常生活習慣が大きく影響していえると言えます。
ホルモンバランス
ヘアサイクルの乱れの原因の2つ目としては、ホルモンバランスの乱れもあります。
ホルモンのバランスが乱れることで、健康なヘアサイクルも乱れてしまいます。
個人差はありますが、髪が細くなるなど健康な毛髪が生えにくい成長しにくい状態になります。
これには、睡眠時間・食生活・喫煙・飲酒などさまざまな影響によってなりえるのです。
さらにもう一方では、エイジング毛への不安要素にも繋がるので合わせて注意ししましょう。
まとめると…

きし
くせ毛についてをまとめてみましたが、いかがでしたか?
くせ毛を改善するには、まず原因を知ることが一番の近道になります。

つま
くせ毛で悩む方は多いですが、原因を知らない人は多いです。改善するにも、何を改善すべきかを知らないのです。
もし、わからない方は行きつけの美容師さんに聞いてみましょう。
次の記事では、くせ毛を活かす考え方についてまとめるので一緒にご参考にしてくださいね。
そんな感じで以上です。
参考になっていただけると幸いです。