こんにちは、きしです。
前回の記事では、ヘアカラーの基礎知識についてまとめました 。髪が染まるまでの工程や過程などを分かりやすく伝えているのでよければ参考にしてください。
次に重要になるのが、カラーを構成するための4つの構成です。
その一つが「カラーレベル」です。
…レベルって何?
美容室でサロンカラーをしていると、美容師から「何レベルにしますか? 」などと質問されることってありませんか?
そもそもですが、カラーレベルという単語自体を知らない人は少なくはありません 。
レベルというのは、美容用語で「カラーレベル」のことを指しています 。美容の専門用語となれば一般の人が分かるわけありませんよね。
そこで、当記事ではヘアカラーの「カラーレベル」について を、分かりやすくお話します
目次
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運営者 / 美容師
きし かずき
Kazuki Kishi
美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。 約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 /レビューガイドライン・理念
美容師
廣瀬 幸奈
Yukina Hirose
hair make lonlo代表。奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。 監修者ページはこちら 。主にヘアケアを中心に、シャンプー 、洗い流さないトリートメント の記事を監修
hair Designer
谷本 昌浩
Masahiro Tanimoto
美容室Re:berta チーフディレクター。和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら 。主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤 、ヘアマスク の記事を監修
「カラーレベル」とは?
まずは、カラーレベルについて分かりやすくお話します。
美容の専門用語にはなりますが、理解するととても便利なワードですよ。
カラーレベルとは、「髪の明るさ 」のことを表す単位のことです。
例えば、長さを表すのに「m(メートル)」 や重さを表すのに「kg(キログラム)」 という単位があるように、ヘアカラーの明るさを知るために必要な単位には「レベル」 が 用いられる のです。
数字があって、低い数字が暗い色 で、数字が高くなると明るくなる といった形式で、色の明暗をレベル数式で表すこと です。
髪の明るさは、1〜20レベルまであり 、このレベルの状態により色の染まり具合は変わってきます。
髪の明るさを数値化して、数値(レベル)によって明るさを共有をしやすくしています 。
数値には、「2〜20」までの数字があって地毛の髪から、どの明るさまでレベルコントロールするかが、カラーレベルでは分かりやすい指標となります。
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カラーレベル(明るさ) 種類 2〜4 「黒髪」 4〜7 「地毛」 8〜11 「茶髪」 12〜20 「金髪〜白髪」
地毛以外の髪は、カラーをしなけばいけません。
実は、「2〜4」レベルの黒髪はカラーしないとつくれない のです。黒髪であってもカラーが必要なレベルなのです。
美容室で取り扱うアイテムの1つに、カラーレベルの見本となるカラーチャート(スケール)があります。
チャートには、「レベル」と「色味」のカラーバリエーションとなります。
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色見本!美容師が作る「髪色一覧」で見るカラーバリエーション
きしです。 前回の記事では、サロンカラーの魅力について語りました。本来サロンカラーも市販もメリット&デメリットがあるため、どちらが良いというのは人によって変わり…
ヘアカラーをする時に見本として使うツールで、基準となる髪の明るさの段階 があります。
これが「カラーレベル 」です。しかし、レベルが上がるにつれて、共に髪ダメージも上がります 。
髪の明るさが20レベルまでくると、キレイな髪色にすることはできますが、髪への負担も大きくなるのです。
「明るさ(レベル)」と「色」の関係性
日本人には「特有の髪の赤み 」 があります。
これは、髪の色素でもあるメラニン色素 です。
髪色には三大原色 というものがあり、「赤 」「 青 」「黄 」の3つがが重なって 黒という色素 になります。そしてメラニン色素として、髪色 として成り立っています。
三大原色 の赤みが日本人の場合とても濃くなっています、
レベルが低ければ低いほど赤みが濃く、レベルが高ければ赤いが薄くなっていくのです。
そのレベルによって…
という風な結果となります。
ヘアカラーにおいて「カラーレベル」とは仕上がりの色に大きく関わってくる のです。
深みというのが「色味/彩度 」で、透明感というのが「明るさ /明度 」という事です。
つまりレベルが低いと深みのあるアッシュになるし、レベルが高いと透明感のあるアッシュ というように、同じアッシュという色でもレベルによっては、全く仕上がりが違うのです。
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まとめ
専門用語でもある「カラーレベル」についてまとめてみました。
ヘアカラーをするときに「自分がどんな色にしたいのか?」の1つの目安になりますよ。
ヘアカラーは「カラーレベル(明るさ)+ティント(色味)=バリエーション 」
これらの2つを組み合わせてヘアカラー となります。
例えば、アッシュの色にしたい場合は、アッシュだけでなく明るさも大事なポイント となります。
アッシュという色も、明るさをの違うアッシュで考えるとたくさんのアッシュがあります。
つまり、自分が好きな色と好きな明るさを明確にすることで、色選びがとてもスムーズになって髪色を選びやすくなる というわけです。
さらにどの色が似合うのかわからないというよりも、まずは色のことを知るとあなたに似合う色がわかるようになってくるので、ある程度の知識があると近道となります。
こういう情報が、素敵なカラーライフのサポートになります。
この専門用語でもあるカラーレベル を理解して使いこなしましょう。
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ヘアカラー放置時間の違い!髪色別の適正について
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