2017/10/16

美容師が白髪染めで悩む人のためにつくった「白髪の教科書」プロが教える白髪のことを様々な視点から解析!

 

この記事を書いている人 - WRITER -
和歌山で「地方美容師」の活きる道を開拓したいと思ってます。美容師という概念ではなく多方面にも動いていこうとしてます! 個人メディアも運営していて、ブログも毎日更新してます、見てくれると嬉しいです。

こんにちは、岸(@bwave_kishi)です。

あらゆる視点から白髪のことを解析して、わかりやすく教科書にしました。長文になるので目次など活用してください。

白髪はなぜ生えるのか?

人の髪の色は人種によって大きく異なりますが、同じ人種でも個人差があります。そんな、髪の色を決定する要素の1つにメラニン色素があります。

メラニンをつくっている細胞は、髪を生みだす毛母細胞にメラニン色素を受け渡すことで、毛髪に色を与えています。このメラニン色素が何らかの原因でつくられなくなると、毛髪は色を失い、光を反射して白く見えるようになります。これが白髪です。

メラニン色素のバランスが髪色をつくる

肌の色や髪の色、目の瞳の色をつくるのがメラニン色素。

メラニン色素には、ユーメラニン(黒褐色系メラニン・真性メラニン)フェオメラニン(黄〜赤褐色・亜メラニン)の2種類があります

髪のメラニン色素は、コルテックス領域に存在し、髪の色はこれらメラニン色素の量や大きさ、組み合わせなどで決まります。

白髪にはメラノサイト(色素形成細胞)といわれるものが残っているにも、関わらずメラニン色素の合成を行っていないタイプと、 メラノサイトそのものが非常に減少、あるいは欠失しているタイプがあります。白髪の多くはメラノサイトが欠失しているタイプなのです。

白髪は何歳ぐらいから生えてくるのか?

何歳から生えてくるのか?というと、人(髪質や、遺伝)によって違う上に性別によってもちがうし、何歳から確定でというのはわかりません。

しかし、20代がお肌の曲がり角なら、髪の曲がり角は30代なのです、この頃になると白髪を気にする人が急激に増え始め、50代ではほとんどの人が白髪の悩みをかかえるようになります。

つまり・・

  • 女性は35歳〜39歳ごろ
  • 男性は30歳〜34歳ごろ

という平均のデータから、白髪が生えてくるとされているのです。 これは、活性酸素から身体を守ってくれている抗酸化力の低下が1つの原因とされています。

白髪染めをするのは嫌?

多くは白髪染めと聞くと、どういうイメージをお持ちでしょうか?

髪色が暗くなる」そんなイメージを持っている方がほとんどなために、白髪染めを使うことを嫌がる人は少なくありません。つまり色のバリエーションが少ないイメージなのです。

実際に、美容室で「白髪を染めたいけど、明るくもしたい」という風に相談したけども白髪を染めるのであれば明るくすることはできないと言われるのが現実です

しかし、上記のように加齢による白髪の増加があるために、白髪染めを使用せざるをえなくなります。おしゃれ染めでは白髪は染まりませんからね。

そして、勘違いすることが多いこの白髪染めは暗い説ですが、最近の白髪染めのレパートリーはとても多く、明るさや彩度・色などはたくさんあります。

最近の白髪染めの色のバリエーションは実に様々です

というものの白髪染めって基本は単品で処方することはあまりありません。多くは白髪率と仕上がりの明度によってコントロールします。

コントロールするのは白髪染め(グレイカラー)とおしゃれ染め(ファッションカラー)とあとはカラー剤のカラーレベルです。つまり・・

カラー剤(G)+カラー剤(F)+カラーレベル=処方したカラー剤

でヘアカラーをします。

ということは、白髪の比率が少なければ、明るめのヘアカラーをすることできるために、すこしづつ染めていくことがベターとなります。

おしゃれ染めと白髪染めの違い

おしゃれ染めはメラニン色素を削り明るくしたり、色を変えますが、白髪染めはメラニン色素を入れながら明るくしたり、色を変えます。

つまり、美容師からする大きな違いとしてはメラニン色素を削って染めるか、入れて染めるかの違いです。つまりおしゃれ染めはブリーチ力が強く、白髪染めはがメラニン色素が多く入っています。

そのため、メラニン色素を削り色を明るくするカラー原理からすると、メラニン色素を入れて染める白髪染めは明るくする限度がある。

消費者からする大きなな違いというのは、色のバリエーションの違いになります。

白髪を抜くのは頭皮トラブルを招く

抜いても問題がないのかというと、もちろんそうではありません。多くの方が白髪を見つけると抜いてしまうらしいですが、これは大きな間違いなのです

ムダ毛を引き抜くのがトラブルの元となるのと同様に、白髪を抜くことにより、毛穴周辺の皮膚や、肌の炎症を起こす可能性がグッと上がります

また、繰り返し白髪抜いて頭皮のダメージを重ねると、髪そのものが生えてこなくなってしまうので、注意が必要です。

白髪を抜いてはいけない理由

白髪を抜いてはいけない理由は、毛根自体を傷つけてしまうことにあるからです。毛根を傷つけ、欠失させてしまいます。 頭皮 さらにヘアサイクルが乱れ、髪自体が生えなくなり、いずれは薄毛になってしまうことになります。白髪を見つけたら、抜くのではなく、根元からカットするか、白髪染めなどのヘアカラーで対応するようにはしましょう。

白髪を抜いても予防にならない

つまり白髪を抜いたところで問題解決にはなりません、むしろ髪自体がどんどんなくなっていくばかりになるので、すぐにやめましょう。

白髪になるともう黒髪になることはないのか?

実際に治ると言う人もいてるし、治らないと言う人もいてます。これは白髪の原因やメカニズムというのは未だ完全には解明されていないために、100%の断定はできないということなのです。

しかしし、ここであえて断言しますが・・

白髪は治らない

そもそもですが、髪というのは死滅細胞です、細胞を復活させることなんて今の美容技術や、そのほか医療技術もであっても不可能です。(発育剤という髪を毛根から生成する薬もありますが、相応のリスクがあります。つまり白髪に関しても同じことが言えます)

さらに、遺伝とか若白髪など様々な要因はあるものの、大半の白髪の原因はは生活の仕方のツケが回ってきていると言っていいでしょう。ネット検索で白髪について調べると、「白髪は生活習慣の見直しで治せる」と言っている記事が多くあります。食習慣が大事とか、運動が大事とか、睡眠が大事・・つまり逆を言えば、それがちゃんとされていなかったために白髪がでているのです。

しかし、ぼくたちが白髪にできることとは、治療や再生ではなく予防ということが最も大切になります。つまり早い段階での予防対策が必要になります。

サプリメントでは白髪は治せない

よく目にすることがあるのは、サプリメントなど身体の健康状態を改善して白髪を治すというものです。しかしサプリメントで健康状態を維持することはできたも若返ることはできないように、白髪も治ることはありません。 しかし予防という意味では効果的にはなるので、ぜひ試してみることをオススメします。

白髪染めをしたら白髪は増えてしまうのか?

様々な視点から白髪のことを解説してきましたが、これらから推測されるに白髪染めをしたら白髪が増える説は、ほぼ関係はないということです。

白髪染めが原因で白髪が増える、ということはないと思います。ただ、白髪染めはヘアカラーの一種で、髪の内部にまで染料成分を浸透させるもの。髪にダメージを与えてしまうことがあります。ダメージヘアになって髪にツヤがなくなると、

白髪染めをすると増えたように感じてしまう

白髪染めをすると、白髪がなくなりますが、白髪が生えてこなくなるわけではないので、新しく白髪が生えてきます。 そして白髪染めは半永久的に染まっている(白髪はいずれ落ちていく)ので、生えてきた白髪がより目立ってしまう錯覚がおきるため、「白髪が増えた」ように感じることがあります。

つまり白髪染めをしたからといって増えることはない

白髪染めのせいにすることが多いこの問題ですが、白髪染め以外のところに問題があるはずです。

白髪はなぜ前髪からでやすいのか?

どちらかといえば、前髪は白髪が生えやすい場所です。前頭部や側頭部は白髪が早く生えやすいとされる一方で、後頭部は比較的白髪が生えにくい(遅く生える)とも言われています。

前髪や生え際は、鏡などでよく見える部分なので、白髪が増えると気付きやすいということもあるでしょう。

ただし、他の部分に比べてあまりにも前髪に白髪が多すぎる場合、ある特有の原因が潜んでいる可能性もあります。

白髪が生える主な原因としては、加齢や栄養不足、ストレスなどが挙げられますが、特に前髪にだけ白髪が増えてしまうという場合、

  1. 血行・血流が1番送られにくい
  2. 眼精疲労
  3. 肩こり
  4. 遺伝
  5. ストレスからのホルモンの乱れ

など、様々な原因が考えられます。 では、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

血行・血流が1番送られにくい

髪は、身体が摂取した栄養を血液から与えられています、さらに心臓から血管を通り、血行や血流によって送られています。

しかし、頭部の中でも前髪は1番遠い所にあり、血液が届きにくいとろこにあるために白髪がでやすいとされています。

わかりやすく図にしてみました。
白髪は前髪からでやすい

このように、心臓からポンプのようにして身体に血液を、身体全体に送っています。

さらに頭部だけを図にしました。
白髪は前髪からでやすい7

このようにして、心臓から頭部に向かい首を通り頭部に入りますが、前髪や生え際付近が1番遠いために白髪が多くなるということです。

白髪は前髪からでやすい

血流はこのような感じです。

実際に、首元の襟足の生え際にある髪(産毛)などに比べて、前髪にある生え際の髪(産毛)などはとても弱く、弾力がないことがわかります。

ならば、黒髪の色のもとでもあるメラニン色素も、当然ですが弱まるのが早いために、1番遠い前髪が1番多いとされています。そのために前頭部、側頭部は白髪が多く、後頭部は少ないケースが多いのです。

眼精疲労・肩こり

加えてになりますが、眼精疲労の結果として血行や血流が悪くなると、目付近でもある前髪に栄養がいかなくなるのは当然のような気がします。

具体的にいうと、目を酷使すると眼輪筋というものが緊張し、前頭筋(おでこの上部にある筋肉)や側頭筋(耳の上部にある筋肉)が凝り固まります。

すると、前頭部や側頭部の毛細血管が収縮し、頭皮の血行が悪化します。そのため、前髪周辺の毛根に栄養が行き届かなくなり、白髪や抜け毛が発生しやすくなると考えられます。

肩こりも同様の原因があります、肩こりからの眼精疲労もありますからね。

遺伝・ストレス

遺伝では、髪質や白髪の量だけだけでなく生える場所なども遺伝することが多いです。さらにストレスによるホルモンの乱れにより、薄毛や白髪につながるようになっています。しかしこれらは、白髪の原因とも言われていることなので前髪にはあまり関与していないと考えています。

まとめ

白髪の教科書として、様々な視点から白髪のことをまとめてみました、なぜ白髪が生える、どこから生える、白髪染めとおしゃれ染めの違いなど・・お客さまからのリアルな質問も混ぜています。

白髪といのはとてもネガティブな印象をもたれることが多く、治したいと思う方が多いですが、白髪が治ることはありません。

どううまく付き合っていくかが大切になるので、少しでも何かの参考になればと思います。

 

シャンプーのやり方やシャンプー剤についてもまとめています。

それでは。

 
Site map


チェックエントリー

シャンプー剤の教科書

くせ毛の教科書

スタイリング剤

洗い流さないトリートメント



 
この記事を書いている人 - WRITER -
和歌山で「地方美容師」の活きる道を開拓したいと思ってます。美容師という概念ではなく多方面にも動いていこうとしてます! 個人メディアも運営していて、ブログも毎日更新してます、見てくれると嬉しいです。

Copyright© きしろぐ , 2017 All Rights Reserved.