髪質について

■髪質について

①日本人の毛髪と欧米人の毛髪の違い

日本人の毛髪は、欧米人の毛髪と比べて、CMCを構成する脂質成分のうち、コレステロールが約40%しかないことがわかっています。

このため日本人の毛髪は親水性が高く、薬剤などが浸透しやすいため、欧米人に比べてヘアカラーやパーマなどのケミカルダメージを受けやすいという違いがあります。
②軟毛と硬毛の違い

軟毛と硬毛では毛髪の太さやキューティクルの枚数が違います。

髪質の違いにより、使用するヘアカラー剤、パーマ剤、ヘアトリートメントなどの影響は大きく異なります。

 軟毛  普通毛  硬毛
全体における割合 約20% 約50% 約30%
太さ 70以下 70〜90 90以上
キューティクル枚数 約6枚 約8枚 約10枚
③くせ毛について

日本人の約70%は自分の髪がくせ毛であるという悩みをもっています。

くせ毛のコルテックスには「オルソコルテックス」と「パラコルテックス」と呼ばれる2種類のコルテックスが、毛髪のうねりの外側と内側に分かれて存在しています。

くせ毛は、2つのコルテックスの特性の違いが表れやすいために、うねりが生じます。

・コルテックスの種類と特性
 種類  特性  部分
オルソコルテックス 吸水性が高く、膨潤性も高い うねりの外側
パラコルテックス 吸水性が低く、膨潤性も低い うねりの内側
④同一人物における黒髪と白髪の違い

黒髪と白髪を比較すると、白髪の方がCMC中の脂質が多い傾向があります。

黒髪と白髪が混在しているグレイヘアをカラー剤で染めようとすると、白髪の方が薬剤をはじきやすく、染まりにくいのです。

CMC中の脂質の量と親水性には関係があり、脂質が多いと親水性が低くなり、薬剤の浸透性が低くなります。

 黒髪  白髪
ヘアカラー はじきにくい、染まりやすい はじきやすい、染まりにくい
太さ 同等 同等
硬さ 同等 同等
浸透性 高い 低い
吸水性 高い 低い
メラニン色素 あり なし

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